日々の築高

日々の築高

初めての読書会

 12月5日(木)1年生がLHRで初めての読書会を行いました。クラス全員が同じテキストを読みますが、様々な感想や意見が発表され、生徒たちは笑ったり、そんな考えもあるのかと感心したり、とてもリラックスした様子で初めての読書会は進行されました。準備や当日の進行などを頑張ってくれた図書委員、LHR委員のみなさん、お疲れ様でした。

ポップ作品コンクール最優秀賞受賞!

 宮城県教育委員会が実施している『「わたしのおすすめしたい本」ポップ作品コンクール』において、本校2年生の菅原真生さんが高等学校の部で最優秀賞を受賞しました!おめでとうございます!

 「神様の御用人 浅葉なつ 著 KADOKAWA出版」をおすすめしたいとポップを作成した真生さん。素材を紙ではなくアクリル板を使うという斬新なアイディアでチャレンジし、素敵なポップに仕上げました。下のアクリル板に神様をイメージした苔の生えた祠を描いて美しさと不思議な雰囲気を表現し、透明のアクリル板に文字を書いたものを重ね立体感を出しました。

 11月30日(土)に宮城県図書館で表彰式が行われ、入賞作品は12月15日(日)まで1階エントランスホールに展示されます。

 みなさんも時間があればぜひ足をお運びいただきご覧ください。

 

第2回防災教育(DIG講習会)が実施されました

 30日(木)4校時のLHRの時間に今年度2回目の防災教育が行われました。今回の防災教育の内容はDIGの講習会。DIGとはDisaster(災害)、Imagination(想像力)、Gameの省略形で参加者が地図を使って災害時の対策をゲーム形式で検討する訓練です。今年の8月に多賀城、花山2箇所を会場に全国高校生防災会議が開催されましたが、その会議に参加した2年生の人のためプロジェクト委員がこのDIGの体験講習を受け、今回、この体験を全校生徒に広めようと言うことで、まず体験した生徒が各学年の代表生徒に伝達講習を行い、その伝達講習を受けた代表生徒が各クラスでファシリテーターとなるという形で講習会が実施されました。
 講習会は写真のような大きな模擬市街地図をグループごとに机上に置く形で、大地震により津波が発生するという想定で行われます。市街地にある各施設の情報が次々と提示され、その情報を参考にまず自宅からどこに避難するのが良いのかグループ毎に意見を出し合って決定します。避難のルートを書き込み始めると、ファシリテーターの生徒が例えばブロック塀が倒壊して通れないだとか、避難していない幼なじみの友達を見かけただとか予期していなかった状況をアナウンスし、そのたびにどうするかグループ毎に対処法を検討します。選ぶ対処法によっては避難のための時間がより加算されるので参加者が臨場感ある選択を求められることになります。目的の避難場所に到着したらゲームは終了。その後、各自が感想を記入し、それぞれのグループの代表が感想を発表し、体験を共有化して、今回の講習会は終了しました。
 今回の講習会の経験を踏まえ、11月7日(木)午後には本校を会場に地域合同防災訓練が行われます。多数の方々の来場をお待ちしています。

 

2度目の全国大会2冠達成

 陸上部2年 鵜澤飛羽君が、広島県で開催された「第35回U20/第13回U18日本陸上競技選手権大会」のU20に出場し、大学生に混じって走り、100mと200mで優勝しました。8月のインターハイに続き、2度目の全国大会2冠の達成です。

100m決勝の映像をYouTubeでご覧ください。(クリック)

200m決勝の映像をYouTubeでご覧ください。(クリック)

芸術鑑賞会が開催されました

 10月17日(木)に今年度の芸術鑑賞会が栗原文化会館を開場に開催されました。

 今年度は狂言共同社(和泉流)の方々をお迎えし、「蝸牛」と「棒縛」という演題の2つの狂言を鑑賞しました。

 「蝸牛(かぎゅう かたつむりのこと)」は主人公の山伏と太郎冠者の掛け合いが思いの外ユーモラスなものでした。また「棒縛(ぼうしばり)」は2人の酒好きの主人公が盗み飲みしないように棒に縛られても、色々苦心して酒を飲もうとする姿をやはりコミカルに描く形で人間の欲望を静かに見つめたものでした。

 また2つの劇の合間には、ワークショップが行われ、古典劇の発声がゆっくりで大げさな一定の荘重な様式のイントネーションを用いて行われる理由が紹介され、6名の代表生徒が挨拶を題材に実際に発声体験にチャレンジするなど、参加して狂言を味わう工夫も施されたもので大いに楽しむことができました。

 なかなか鑑賞する機会のない古典劇を親しみやすい形で上演していただいた狂言共同社のみなさん大変ありがとうございました。

体育祭が行われました

 10月10,11日の2日間、体育祭が開催されました。今年の体育祭は直前の時期の天候に恵まれずグラウンドコンディションが不十分だったため、室内競技を中心にした雨天時の日程で行われましたが、各競技とも熱戦が繰り広げられました。また体育館ステージ奥の壁を利用して、競技結果をプロジェクターでリアルタイムで投影する初めての試みも行われました。競技結果は以下のとおりでした。

男子 サッカー   1位 3年3組 2位 3年2組 3位 2年3組
女子 ドッジボール 1位 2年1組 2位 1年2組 3位 1年1組
綱引き       1位 3年3組 2位 3年4組 3位 2年3組
縦割りバスケ男子  1位 2組 2位 1組 3位 3組
縦割りバスケ女子  1位 2組 2位 4組 3位 1組
縦割りバレー男子  1位 4組 2位 3組 3位 2組
縦割りバレー女子  1位 4組 2位 1組 3位 3組
百足競走      1位 3年2組 2位 3年3組 3位 3年4組
長縄跳び      1位 2年2組 2位 1年4組 3位 1年2組
障害物リレー    1位 3年4組 2位 3年2組 3位 2年3組
ガチンコリレー   1位 1年4組 2位 2年2組 3位 1年2組

 そして総合成績の順位は、3位 3年4組 2位 1年2組 1位 3年2組となり、築高祭に引き続き3年2組が2連覇の結果となりました。
 最後に、体育祭実行委員長の佐藤栞さんの閉会後の挨拶を紹介しましょう。

「障害物リレーは何か新しいものがやりたいと考えていて、昨年から考え続けていたものが実現したものです。みんなで楽しめる体育祭になってよかったと思います。1,2年生の実行委員はさらに工夫して来年は私たち以上に楽しんで下さい。無事に終えることができて何よりです。協力してくれた生徒のみなさん、先生方に感謝したいと思います」

 実行委員の皆さん、大変お疲れ様でした。3連休の後、新たな学校生活が始まります。築高生の皆さん、一層、頑張りましょう。

高校生ボランティアアワード2018特別賞受賞記念講演会

 9月27日(金)の第2回考査終了後、高校生ボランティアアワード2018特別賞受賞記念講演会が本校体育館で行われました。この講演会は、昨年度の高校生ボランティアアワードで本校ボランティア部の活動が評価され、特別賞である国境なき医師団賞を受賞したことから、この世界を代表するボランティア団体で活動している方を講師として招き、お話を頂こうということで実施されたものです。講演会の司会進行など運営についてはすべて生徒会の生徒主導で行われました。
 講師として来校いただいた池田知也さん(仙台厚生病院外科医)は、コンゴ民主共和国、イエメン、南スーダンの3カ国でのべ7回緊急医療活動のボランティアを体験するなど豊富な経験をお持ちです。講演の内容を以下に紹介しましょう。

演題「国境なき医師団活動報告」

国境なき医師団について
 1971年に有志の医師とジャーナリストが集まってフランスで創設。あまり知られていないことだが緊急医療活動の他に、証言活動も行っている。また国内の自然災害でも活動している。非医療スタッフ(土木や紛争当事者との交渉が業務)も実は半数近くいる。2018年には日本から106名のスタッフが27カ国に派遣されている。

活動に迎えるにあたって
 日本でまず一人前になることが肝心。
 英語ができることが基本(skype英会話での学習がおすすめ)。
 フランス語ができると活動地域の幅が広がる。

イエメンでの活動 
 アラブの春以降、国内が混乱状態に(2015年より内戦)。宿舎は快適だが一切外出はできない。狙撃された一般市民や爆撃に巻き込まれ四肢の一部を失った人たちへの治療が多い。
(空爆や弾痕、負傷者のケガの様子、措置法が写真や音声付きでリアルに紹介されました)

コンゴ民主共和国での活動
 宿舎はやはり快適だが、マラリアの流行地なので蚊対策が必要。お手製のシャワーが案外快適。交通外傷や暴力、熱傷、先天的疾患の治療が多い。

南スーダンでの活動
 現在、世界一新しいが世界一政府が不安定な国。国境なき医師団が金銭的には一番力を入れて活動している地域。宿舎、医療施設はテントの中。やはり交通外傷や暴力、熱傷、先天的疾患の治療が多い。

派遣を終えて
 誰にでも(活動に)力になれることがある。
 日本の技術は世界に通用する(手先が器用、性格が緻密)

 その後の質疑応答の中では、語学の習得については、若い頃が一番吸収できるので若いうちからやるべき。ボランティアをする際重要なのは、自分の気持ちに素直になること、小さな気持ちでも良い、その積み重ねが大きな力になるなどの指摘を頂きました。
 貴重な内容の講演、大変ありがとうございました。