日々の築高

2019年4月の記事一覧

第60回 臙紫定期戦(築館高校 対 古川高校 定期戦)

 選手宣誓

向かい合う応援団長

 

 23日に雲一つない晴れ渡った空の下、築館高校を会場にして第60回臙紫定期戦が行われました。最初の開会式ではまず開催校の三浦校長先生から「今回の定期戦が歴史に残る名勝負になることを祈りたい」という内容の挨拶があり、続いて友情の灯火の点灯、選手宣誓が行われました。その後の両校の応援合戦では、今回は両校生徒会長が今風の男女の会話をする(古高生徒会長は女子)スタイルをとりながら、その中でユーモラスな形で伝統のけなし合いを織り交ぜるという工夫した演出が取り入れられました。開会式後、綱引きに始まりのべ15種目行われた競技の結果は・・・

綱引き男  築高0-2古高 綱引き女  築高2-0古高
サッカー  築高1-3古高 剣道    築高0-4古高
野球    築高3-5古高 
ソフトテニス男  築高1-2古高 ソフトテニス女  築高3-0古高
バドミントン男 築高4-1古高 バドミントン女 築高3-2古高
バレー男  築高0-2古高 バレー女  築高0-2古高
バスケット男  築高54-60古高 バスケット女  築高32-73古高
卓球男   築高1-4古高 卓球女   築高2-3古高

 となり、各種目激戦が繰り広げられましたが4勝11敗で古川高校の勝利。築高の二連覇はなりませんでした。
 閉会式では、成績発表ののち、これも伝統の手ぬぐい交換、エール交換が行われ、お互いの健闘をたたえ合いました。

定期戦報告会


 閉会式後に行われた報告会での三浦校長先生と沼倉応援団長の言葉を紹介しましょう。

三浦孝洋校長先生「元気出せ。負けはしかたない。負けは次の勝利のためにある。各学年ともよく頑張った。敗因を分析して次の戦いに備えよ」

沼倉周応援団長「元号が変わる年なので今回は勝てると思っていましたが、そうではなかったので、来年こそは後輩の皆さんは古高のもとで凱歌を轟かせてください」

 築高生の皆さん大変お疲れ様でした。明日からもまた頑張りましょう。

定期戦壮行式と最後の一年生応援練習

 4月22日(月)の午後、明日の定期戦に向けての壮行式が行われました。まずは選手入場を迎える応援生徒の1年生と2,3年生の違いにご注目。特に靴を履かない形での参加のルールではなかったのですが、体育館シューズを履いている1年生とそうではない上級生とにはっきり分かれています。これが不文律というものなのでしょう。

 選手入場の後、まずは生徒会長の白鳥くんより「築高の勝利に貢献するというプレッシャーを必要以上に感じず、それぞれの部活の勝利をまずは目指してほしい。応援生徒は全力の応援で支援してほしい」という趣旨の挨拶があり、つづいて三浦校長先生からは「人事を尽くしたのだから天命を待つばかり。天命を呼ぶには一人一人が1.5倍の頑張りを。凱歌が歌えることを楽しみにしている」という趣旨の挨拶を頂きました。
 それぞれの部活ごとの趣向を凝らした決意表明の後、最後に団長の沼倉くんの指揮のもと選手へのエール、全力での校歌斉唱、そして敵地にいる古高へのエールを贈って壮行式は終了しました。
 その後、放課後には1年生の最後の応援練習が体育館で行われました。校歌、第一応援歌、凱歌の仕上げの厳しい練習が終わると、ここで毎年恒例の儀式が行われます。これまで厳しい一面ばかり見せていた応援団幹部の先輩たちの表情が一変、優しく丁寧な言葉で一年生にこれまでの頑張りに対し、労いの言葉を一人一人が工夫してかけるのです。
 最後に団長の沼倉くんから「今年の応援練習は期間が短かっただけに、それでも1年生は立派だねと言われるように応援練習の緊張感を持ち続けながらこれからの学校生活を贈ってください。去年の勝利は実はプレッシャーですが、それだけに1年生の応援が大事です。明日は一週間の成果を発揮して頑張りましょう」という言葉があり、その後、応援団幹部が作る退場列の間を通って、クラスごとに1年生が退場しました。応援団の先輩一人一人が退場する1年生一人一人に対し、握手や女生徒どおしの場合にはハグで労いと感謝の気持ちを伝え、送り出しました。男子生徒の多くはやり遂げた達成感からか晴れ晴れとした表情で、女生徒の多くは先輩方の優しさに触れ、感謝の念で涙しながら退場するなどこの日の例年の風物詩が今年も繰り広げられました。
 明日はいよいよ定期戦。築高生の健闘を祈ります。

   なお第60回臙紫定期戦のパンフレットについては下記のPDFファイルをご利用ください。

第60回臙紫定期戦パンフレット.pdf

PTA・教育振興会総会が行われました。

応援する青空応援団校長と青空応援団のメンバー

 4月20日(金)の午前中に平成31年度教育講演会及びPTA・教育振興会総会が開催されました。
 総会に先立つ教育講演会では講師として各地区の応援団OBが集まって結成している社会人応援団である青空応援団の団長である平了さんに講演をしていただきました。
 内容の印象的だった部分の要旨を紹介しましょう。

・高校入試の時に、不合格だった親友から合格した自分にエールが送られて、自分の小ささにはたと気づき応援団活動を始めた。
・相手がいることを常に忘れるな。勝者がいれば、必ず敗者がいる。敗者の気持ちを思い計れる人間になれ。
・人の夢を笑い、足を引っ張るような人間になるな、そんな人間は友達ではない、人の心を冷やすようなことはやめよ。
・人生の多くは数値化できないものであるが、唯一数値化できるもの、それが命である。生きている時間は気がつかないだけで限りがある。時間のムダ=命つぶしである。
・10年後の自分に呪われるのも、プレゼントできるのも今の自分だけ。
・夢を持て、でも夢のないことをストレスと思うな、夢がなかったらとりあえず勉強しろ。あるものは夢に突き進め。
・一度しかない人生、自分の未来のため頑張れ。
・悩みの原因は変えられないこと(過去、他人との関係)がほとんど、これで命を使うな。
・夢と希望は語れ、そうすれば協力者が生まれる。

 などかなり辛口な形でしたが築高生に力強い激励の話をいただきました。
 次に来校していただいた団員の方が加わってのべ7名で、定期戦を控える築高生全員に対し、迫力とリズム感あふれるプロならではエールが贈られます。
 「誰か応援してもらいたい人がいれば、この場で応援する」という団長さんの呼びかけに対し、颯爽と挙手して登場したのが3年生の佐々木琢磨くん。弾き語りのシンガーソングライターになりたいという彼の夢に、団長自ら強烈な応援を贈っていただきました。
 最後に築高応援団幹部が登場、団長の沼倉くんの指揮のもと、エールを頂いた青空応援団の方々に全校生徒によるエール返しと校歌斉唱でお返しします。体育館一杯に響き渡る校歌の歌声に団員の皆さんもあるいは度肝を抜かれたかもしれませんね。
 つづいて145名の参加で、PTA・教育振興会総会が行われました。主な議題は、今年度より地区PTAの統一開催を見直し、各地区の実情に応じて開催してもらうという事業計画とそれに伴う予算執行内規の変更、及び新役員の選出でしたが、いずれも満場一致で原案が承認されました。
 また最後の新旧役員代表で、新会長の菅原さんからは「PTA活動は家族公認の私の趣味である。みなさんの都合のつく限りで大丈夫なので、楽しいPTA活動を作り上げていきましょう」を主旨の挨拶があり、今後のPTA活動への期待感を大いに高めました。
 なお、22日(月)の18時からは、議事の内容の報告会が本校第一選択教室を会場に行われます。総会に参加できなかった会員の皆様はこちらの機会への参加を是非ともよろしくお願いします。

平成31年度宮城県築館高等学校PTA役員

会長 菅原 正広さん(栗駒・鶯沢)
副会長 伊藤 千秋さん(築館)、佐々木 亮さん(瀬峰・高清水・大崎・遠田)
    佐藤 英和さん(金成)
会計 小野寺 貴幸さん(金成)、後藤 和彦さん(栗駒・鶯沢)
幹事 千葉 浩さん(築館)、石川 茂史さん(一迫・花山・岩出山)

全校応援練習開始

 1年生の4日間の教室応援練習を受け、グラウンドでの初めての全校応援練習が行われました。

 音声を聞かせることができないのが残念です。

 

定期戦のポスターができました

 

 第60回臙紫定期戦のポスターが完成しました。

 今年のデザインはシンプルだけど格好良く、作成した築高美術部の皆さんのセンスが感じられますね。

 蛇足ながら臙紫の臙(えんじ色)が築高のスクールカラー、紫は古高のスクールカラーです。今年は築館高校が会場なので臙紫定期戦となります。

 今年のテーマである「開天闢地(かいてんへきち)」とは、中国の伝説上の天子が、天地を開いたことによって人類の歴史が始まったという伝説から生まれた四字熟語で、この記念すべき定期戦を境目に、新たな定期戦の伝統を生み出していこうという意味。

 節目の大会での両校生徒の頑張りを期待します。

敢為邁往

 

 紹介が遅れましたが、今年も新年度当初恒例の書道パフォーマンスが書道室前の壁に登場しました。

 この巨大な書は、対面式に向け、新入生を歓迎、激励するために書道部の皆さんが毎年表しているものです。

 敢為(かんい)とは、人がやらないことを積極的にやること、邁往(まいおう)とは、ひたすら進むこと。合わせて目標に向け、困難をものともせず、自ら決心してまっしぐらに進んでいくことという意味になります。

 こんな難しい言葉を新入生に贈るとは築高書道部員もなかなかやりますね。

 応援練習もいよいよ佳境を迎えます。築高一年生負けずに頑張れ。

 

 

1学年オリエンテーション合宿の様子

 4月8日~9日に,花山青少年自然の家で1学年オリエンテーション合宿が行われました。
1日目は,校長先生や進路部長からの講話があり,校長先生から新入生に対して,夢・時間・
学習の3つをコントロールし,ぜひ自分の夢を叶えてほしいとエールが送られました。また,
学習オリエンテーションや集団行動訓練などを通して,高校生活を送るための基本を学び
ました。
 2日目は,グループに分かれて野外炊飯を行いました。火を起こしたり,食材を切ったり
するのに苦労していましたが,どの班もおいしいカレーを作ることができました。そして,
合宿最後の閉講式で保護者の方からいただいた手紙をそれぞれが読みました。保護者の
願いや,この合宿で抱いた目標を胸に,3年間の高校生活を有意義に過ごしてほしいと思い
ます。

 

 

平成31年度PTA総会のご案内

 下記の日程で、平成31年度PTA総会が行われます。例年、会に先立って行われる教育講演会については今年度は各地区の応援団OBが集まって活動している社会人応援団である青空応援団の団長平了さんを招いての講話及び定期戦に向けての全校生徒への激励応援をしていただく予定です。講演会につきましては近隣の方々のご来場も歓迎いたしますので、是非ともご参加ください。

 なお講師の平さんのプロフィール及び総会の案内文書については下欄のPDFファイルをご活用ください。

1 期   日 平成31年4月20日(土)

2 受   付  8:30~ 8:50

3 教育講演会  9:00~10:10

4 総   会 10:20~11:10

平成31年 4月 PTA総会案内.pdf

平了プロフィール.pdf

 

 

 

 

対面式、部活動紹介行われる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

  4月11日木曜日、雪が朝方まで降りしきる季節外れの寒さの中、対面式が行われ、153名の新入生が先輩たちにより拍手で迎えられました(新入生入場の際の伝統の靴慣らしは体育館に床が傷つくという理由で数年前に廃止になったようです。時代の流れですかね)。
 まず先輩たちが作る入場列を通って新入生がクラスごとに緊張した面持ちで入場します。迎える先輩たちが興味津々の表情で見つめる中、全上級生を交えたクラス代表生徒との写真撮影やパンスト相撲など工夫したアトラクションが開式前に繰り広げられます。
 開式後、生徒会長の白鳥駿くんから「皆さんはまだ真の築高生とは認められない、定期戦までの厳しい道のりを乗り越えてほしい」という激励の挨拶があり、続いて三浦校長先生からも「花山合宿だけでは本当の築高を知るには足りない。築高生たるもの挨拶、勤勉、団結力の三つを身につけなければならない、先輩たちは自らこれを実践し、一年生をしっかり指導してほしい」というお話をいただきました。
 次に恒例の生徒会メンバーによる授業形式の寸劇が行われました。服装のルールや入室作法、授業を受ける姿勢などを新入生にユーモアを交えながらわかりやすく説明するもので、会場全体が和やかな雰囲気につつまれます。
 続いて応援団長の指揮のもと上級生による応援バージョンの校歌斉唱が行われました。一転して体育館一杯に響き渡る力強い歌声が新入生を圧倒。先輩たちの力をきっと見せつけたことでしょう。
 最後に、新入生代表の佐藤美優さんから「今は希望と不安が入り交じった気持ちですが、新しい仲間とこれまでにない自分の一面を見つけながら、学校生活に全力で取り組みたいので先輩方ご指導よろしくお願いします」という決意表明が行われ、先輩たちからの暖かい拍手の渦で式を締めくくることができました。
 その後の生徒会及び部活動紹介では、ユーモアあり、実技や練習内容の実演あり、お菓子のプレゼント攻勢ありとそれぞれの部ごとに工夫した紹介が行われ、新入生のこれからの学校生活に対する期待感を大いに高めました。
 さて明日からいよいよ伝統の応援練習が始まります。ここからが本番。築高一年生頑張れ!

檄文と猿の置物

 今年も築高年度初めの風物詩である応援団長の檄文が生徒昇降口前に登場しました。

 今年度の内容は、60回目を迎える記念すべき今年度の定期戦の必勝を期し、全校生徒に全身全霊の協力を訴える激しい内容のものです。

 またこの檄文の片隅には、今年度初めて三浦校長先生が設置した猿の置物が鎮座しています。猿の置物は鬼門の方角からやってくる魔物たちを防ぐために置かれるもの。そんなわけでこの猿の置物も約2週間後にやってくる魔物たちに備え、築館高校の裏鬼門の方角をがっちりとガードしていて、お賽銭やお供え物も日々増えつつあるようですね。