日々の築高

日々の築高 29年度

2年生 進路ガイダンス

 3月8日(木)、本校で2年生を対象に就職希望と進学希望に分かれ進路ガイダンスをおこないました。
 就職希望者は厚生労働省が主催する『高校生における就職ガイダンス』を実施しました。3名の講師の方にお越しいただき、社会や仕事のことについて説明を受けたり、就職活動の流れを確認したり、模擬面接をおこなったりと充実した時間となりました。また、グループワークや模擬面接など活動が多く取り入れられており生徒達は真面目に取り組んでいました。半年後に迫った就職試験に向けて動き出しています。
 進学希望者の進路ガイダンスでは、県内外の大学12校、専門学校12校から講師の先生に来ていただき、各学校の授業内容や入試方法等について説明していただきました。生徒は「どんな資格が取れるか」「今特に頑張らなければならないことは何か」など積極的に質問し、メモを取りつつ講師の先生の説明に真剣に耳を傾けていました。

NIE(新聞を取り入れた教育)活動

 今年度から2年生の総合的な学習の時間で取り組んでいるNIE活動。新聞からさまざまな情報を得て課題を設定し、グループで解決策や問題点を考えています。11月は各グループの発表会を行い、学級・学年を超えて情報を共有しました。テーマは多岐にわたり、一例を挙げると「災害の脅威とその後の復興」「北朝鮮との和解にむけて」「少子高齢化の医療」等。今後は1年生にテーマを引き継ぎ、継続してもらうもの、個人としてテーマを深めていくものに分けNIE活動を進めていきます。
 先生方もNIE活動の内容を深めるために岩手の千厩高校で研修をしたり、NIEの研修会に参加したりとスキルアップを図っています。

前校長先生からのプレゼント

 前校長・佐々木壽德先生が執筆した論文が日本教育公務員弘済会の研究論文で特別賞を受賞しました。研究題目は「生徒の主体性の伸張による学校の活性化~日本一部員数の多い部活動「築ボラ部」の活動を通して~」。研究助成金でプロジェクター3台を購入。この度、築館高校にご寄贈いただきました。
 プロジェクターは選択教室1と選択教室5と講義室の天井に設置され、三つの教室が視聴覚室のように使い勝手がよくなりました。大切に使わせていただきます。佐々木壽德先生、本当にありがとうございました。築高生は授業もボランティア部の活動も頑張ります。

海外たすけあいキャンペーン募金活動

 平成29年12月27日(水)・28(木)にビックハウス前で、2学年人のためプロジェクト委員会が海外たすけあい募金活動を行いました。悪天候の中ではありましたが、地域の方々からの温かいご声援とご協力により、35,522円の募金が集まり、日本赤十字社に届けました。ご協力ありがとうございました。

「善きことをした高校生達 日本の学校」紹介

 「ボランティア部」や「人のためプロジェクト」でマスコミから取り上げられることが多い築館高校ですが、回は昨年11月に行われた地域合同防災訓練の様子が(株)JSコーポレーションの「JS日本の学校」高校情報コンテンツ「善きことをした高校生達」に取り上げられていますので、ぜひご覧下さい。

JS日本の学校
「JS日本の学校」ページから左バナーの「家族に教えたい情報」
→「善きことをした高校生」のページへお進みください。

「人のため」に行動できる築高生

 今年は昨年に比べ雪が多いようです。雪が積もった朝、築館高校で当たり前のように見られる光景が生徒達の自主的な雪かき。
 朝の貴重な時間。自分の時間として読書や勉強に費やすこともできるし、暖かい教室で友達と語らうこともできるのに、誰かのために黙々と雪かきする生徒が一人二人と増えていく光景は、清々しい築高生を象徴しています。

2018年のスタートは心を込めた掃除から

 1月9日火曜日は年があけて初登校日でした。朝のホームルーム後は全校生徒で校舎の大掃除。放課後は各教室のワックス塗りを保健委員中心に行い、床もピカピカになりました。特に3年生はポリッシャーを使い本格的な床磨きに取り組みました。卒業を間近に控え、後輩達にきれいな教室を引き継ごうという築高生の意気込みが感じられ、気持ちのよいスタートとなりました。
 2018年も築高生の活躍を更新していきますので、今年もよろしくお願いいたします。

命の大切さを学ぶ教室

 11月30日(木)「命の大切さを学ぶ教室」を開催しました。NPO法人「地球のステージ」にご協力いただき、講師として閖上中学校遺族の会の大川ゆかりさんにご講演いただきました。
 震災で祖父と次男を亡くされた大川さんは、その悲しい体験を生徒たちに話してくださいました。生徒たちは真剣に大川さんのお話に耳を傾けていました。
 最後に、生徒会長 小野寺立真君が「命の大切さを実感し、本校の先輩が事故で亡くなった辛い出来事や震災のことを忘れずに、後輩たちに伝えていきた」と感謝の言葉を述べました。  今回の授業をきっかけに「命の大切さ、困難に立ち向かう人々の力や勇気、向き合うことの大切さ、語りつぐことの意味」を考えて欲しいと思います。

1・2年生合同レポート発表会

 11月21日(火)、総合的な学習の時間を活用し、1・2年生合同によるレポート発表会が行われました。
 1年生は就職・進学最前線レポートとして、自分の興味・関心のある事業所や学校を訪問し、聞き取った内容についてのレポートを発表しました。将来に対する意識が高まり、進路選択にも大いに役に立ったようです。2年生はNIE(Newspaper in Education)活動として、社会に関する特定のテーマを設定し、新聞記事を収集、まとめ、さらに、グループ内で意見交流したものを発表しました。
 テーマの設定から、新聞を使っての情報収集、話し合い活動、文章の作成と、今後必要になるさまざまな力を身につける主体的な学習活動となりました。

築高ボランティア部 コミュニティ賞受賞

 今回、築高ボランティア部が第21回ボランティア・スピリット・アワードにおいて見事『コミュニティ賞』を受賞しました。この賞は、全国の中高校生でボランティア活動をしている個人や団体を対象に、活動内容や成果などを表彰する場となっています。全国からの多数の応募の中から、受賞することができました。以下は、授賞式に参加した生徒の感想です。

○築館高校には、ボランティア部、人のためプロジェクトなど生徒が主体の活動がたくさんあります。今回、私たちがしてきた活動の成果として、このような賞を受賞をすることができました。また、他の地域の受賞者とも交流が出来て素晴らしい経験となりました。今後の活動に活かしていきます。  

                                             2年 伊藤沙癸

○受賞することが出来て、嬉しかったです。たくさんの高校生と交流が出来て刺激になりました。交流した中で、他県の学校の活動には自分たちが思いつかなかったようなこともありました。発表を聞いて、さまざまなことをたくさん吸収することができたので、今後、築高ボランティア部を進化させていきたいと思います。 
                                             1年 三浦紗也花

○授賞式や交流会を通して、もっとたくさんの事を取り組んでみたいと思いました。受賞した人の中には、自分たちで一から考えて活動していた人や少ない人数でも大きな事を成し遂げた人もいました。築高ボランティア部はもっと活動できるはずです。授賞式で交流した方々から良い刺激を受けたので、これからも他の活動のいい面を取り入れていこうと思います。  

                                             1年 三浦麻友

 今後もさらなる発展をしていく築高ボランティア部の活躍を期待していて下さい!!
 まだまだ、紹介したい内容があります。続きは、ボランティア部のページで紹介します。

 

築高で地域防災避難訓練

 11月10日(金)地域合同避難訓練が行われました。

 今回は地震による避難訓練、その後、学年毎に各種訓練が行われました。当日は、消防署の方、危機対策課、社会福祉課、そして地域の方33名が参加されました。「守られる」から「守る」を意識しながらの訓練が行われ、最期は宮野地区の婦人会の方が作ってくださった豚汁を皆でいただきました。


<1学年>煙中歩行訓練・緊急時の応急対応(担架作り、AED操作方法、応急手当)

  1年生は煙中歩行訓練と、災害時の応急処置訓練を行いました。消防署の方から、地域の方々と共に、応急担架作りやAED操作方法、三角巾を使った応急手当を教えていただきました。担架作りは毛布を使って行いましたが、簡単に担架ができて人を運べるので、災害時に役立つ知識を身につけました。

          <2学年>災害時の調理体験(緊急時の炊飯体験、防災クイズ)

 2年生は災害時の調理体験としてビニール袋を使用しての炊飯と、炊きあがるまでの時間を利用して防災クイズを行いました。社会福祉協議会の方々から指導を受け、ほとんどの生徒が上手に炊くことができ、炊きたてのご飯をクイズの賞品のふりかけをかけておいしそうに食べていました。普段の生活ではできない貴重な体験となりました。

      <3学年>地域合同防災訓練(避難誘導・避難所(プライバシースペース)の設営)

 3年生は避難所設置訓練を行いました。段ボールでパーテーション、簡易ベッド、簡易トイレを作成しました。同じ大きさの段ボールをそろえるのが大変でしたが、グループで協力し、作成することができました。そして、危機対策課の方から、アドバイスをいただきました。

築館高校PTA優勝 薬師まつり綱引きで大活躍

 11月3日に行われた薬師まつりの綱引き大会に築館高校PTAが参加しました。9連勝がかかった宮野小学校チームを破り、見事優勝!優勝旗と立派な盾、そして会場の皆様から大きな声援をいただきました。当日は保護者だけでなく生徒の参加も認めていただき築高生も11名の参加。若いパワーで3戦3勝の強さでした。保護者、先生、生徒の結束力が実を結んだ綱引大会きでした。

Jアラート訓練

 隣国からのミサイル発射により、政府からJアラートが発信されたのは記憶に新しいことと思います。築館高校でも万が一に備え、11月2日(木)4校時にJアラート訓練を実施しました。また、今週末(11月10日)は、地域合同防災訓練を行います。
 各教室でJアラートの放送を聞き、体育館へ避難をしました。そして、実際にミサイルが落下したときにとるべき行動のシュミレーションを映像でみました。

<生徒の感想の一部>
○初めてのJアラート訓練でしたが、これからいつ何が起こるかわからないので、今日の訓練を生かして、生活していきたいです。                                         (1年女子)

○弾道ミサイルは発射してから10分程で到達すると聞いていたので、今回のJアラート訓練でしっかり自分の身を守れるような行動ができるようにしたいと思いました。                       (1年男子)

○ミサイルが発射されたときに、どのような行動をとったらよいのか、改めて確認することができました。しかし、今後Jアラートの音に慣れてしまうような日常にはなってほしくないと思いました。          (2年女子)

○Jアラートの訓練を受けて、改めて今私たちは危険にさらされているということを痛感しました。今日の訓練が現実にならないといいなと思います。                                (2年女子)

○栗原市内には地下がなく、丈夫な建物も身近にないので、自分の家の中での行動などを覚えたいと思いました。数分しかない中で、生死がわかれることを改めて知り、日常の中で意識して過ごしていきたいです。    (3年女子)

○弾道ミサイルが落下したときの行動について、Jアラートの放送やプリント動画を通して、確認することができた。その場の状況に応じて適切な行動をするようにしたい。                      (3年男子)

開校記念日行事

 10月21日は築館高校の開校記念日でした。当日は土曜のため、10月20日(金)に開校記念行事(築高検定と記念講話)が行われました。
 築高検定の入賞生徒には、同窓会(本部、仙台支部、東京支部)より図書カードが贈呈されました。おめでとうございます。
 問題と成績上位者をアップしましたのでご覧下さい。

 

第5回築高検定問題(PDFで表示)
第5回築高検定解答(PDFで表示)
第5回築高検定成績上位者(PDFで表示)

 

  また、旧築館高校31回卒業生である京都教育大学付属特別支援学校校長・特別支援教育臨床実践センター教授の相澤雅文先生を講師にお招きし、「築館高校(ここ)から始める夢への軌跡」という演題でご講演いただきました。

<生徒の感想より抜粋>
○動画などもあり、楽しく講話を聞くことができました。不登校になってしまう映像では、何気ない一言でも相手を怒らせてしまったり悲しませてしまうんだなと考えさせられました。この講話で聞いたことを、生かして生活していきたいです。                                        (1-3高橋未夢)

○特に印象に残っているのは、人ががまんするのと、感情についての話です。私たち高校生にとってスマホという誘惑に打ち勝って勉強することで自分の目標を成し遂げることができるのだと思いました。     (1-4菅原太陽)

○相澤先生の講演を聴いて、一番心に残ったことは、教員を20年続けてから大学院で夜に勉強して、大学教授になり、さらに博士号も取得できたことです。物事は何歳になってからでも始められるということを忘れずに生活していこうと思います。                                     (2-1菅原稜)

○築館高校を卒業してから色々なところで活躍している人がたくさんいるので、自分も卒業してから地域で活躍できるような人になりたいと思います。                             (2-4大衡海斗)

○子供達の発達のためにたくさんの工夫された学習の仕方があり、常に教育が進化しているのだと改めて知ることができました。                                       (3-1横田曜)

○「マシュマロ実験」を見て、目先の利益を我慢すれば、後にはもっと良いことがあるということが心に残りました。勉強が辛いと感じることが多くありますが、これを乗り越えるためにたくさんの努力をすればきっといつか自分に良いことがあると信じて、日々の学習に取り組んでいこうと思いました。             (3-2松井若奈)

学習室の椅子がリニューアル!

 図書館棟1階にある学習室は、個別に勉強ができるスペースとして生徒に人気があります。ところが近年、椅子の脚カバーが割れて床に傷が付いてしまっていました。
 そんな悩みを抱えていたところ、三浦校長先生がテニスボールを使って脚カバーを作ってくださいました。使用済みの硬式テニスボールに穴を開け、ひとつひとつ椅子の脚にかぶせて完成です。約400個のボールは、全て校長先生がご自宅で穴を開けてくださり、学習室だけでなく、校内の同じような椅子にも取り付けていただきました。
 脚カバーを付けたところ、滑りが良くなり椅子を引く音も気になりません。生徒の学習意欲も向上するのではないでしょうか。校長先生、ありがとうございました!

芸術鑑賞会が開催されました

 築館高校恒例の芸術鑑賞会が栗原文化会館を会場に開催されました。
 今年度は「PercussionPerformancePlayers」をお迎えし、マーチングを中心とした打楽器のパフォーマンスを鑑賞しました。
 開始と同時に響くドラムの音に生徒たちの目も輝きます。さまざまな打楽器を使った演奏の合間には、生徒代表によるドレミパイプ体験コーナーや運動会をモチーフにした曲とアトラクションなども行われ、会場が大いに盛り上がりました。
「PPP」の皆さん、本当にありがとうございました!

築高祭の収益を社会福祉協議会へ寄付

 築高祭において出店した各団体の利益の一部を、栗原市社会福祉協議会様へ寄付させていただきましたので、報告いたします。

 

 寄付金: 85,328 円


 ご来場いただいた皆様、ご協力ありがとうございました。

                                       築高祭実行委員長 菊地 慶太
                                       生徒会長 小野寺 立真

みやぎ総文2017 築高生の活躍3

 この夏、築高生はみやぎ総文で大活躍でした。弁論部門・ボランティア部門に引き続き、今回は書道部門の運営に参加した生徒の感想の一部を紹介します。


□宮城県で全国総合文化祭が開催され、その運営に参加できとても良い経験となりました。交流会の班のリーダーをするとなった時は、自分に勤まるだろうかと不安になりました。しかし、班の皆さんがあたたかい雰囲気だったので自分なりの進行ができました。そして楽しい交流会ができました。「みやぎ総文」という大きな行事に参加でき本当に勉強になりました。

                                          (3年 佐々木 円香)

□5日間の長い期間の運営に参加しました。会場の準備はたいへんでしたが、8月2日には全国の皆さんと交流会をしました。その中でリーダーとして進行できたことは、とてもいい経験になりました。

                                          (2年 氏家 照悟)

□全国の人の作品に触れ、全国各地の方と交流し、自分はもっと頑張らなくてはいけないと思いました。準備も片付けも大変でしたが、協力して行いました。失敗もありましたが、皆さんに助けていただきながら無事に終えられました。もう経験することのない貴重な経験でした。

                                          (2年 大場 千咲)

□期間が長く、力仕事も多くて大変でしたが、頑張って準備をした分、交流会も大成功でした。全国から集った高校生の皆さんに笑顔で帰っていただくことができてなによりです。この貴重な体験。本当にやって良かったです。

                                          (3年 福地 柚菜)

□会場準備と後片付けがとても疲れました。そして交流会は本当に緊張しました。書道運営の五日間は、毎回始発のバスに乗らなくてはならず、とても大変でしたが、たくさんの作品を見ることができたし全国の方と話すことができてとてもいい経験になりました。

                                          (2年 平山 椋補)

みやぎ総文2017 築高生の活躍2

 弁論部門に引き続き、今回はボランティア部門の運営やポスターセッションに参加した生徒の感想の一部を紹介します。


□今回、プレゼンを行う学校のデータをパソコンで動作確認していると、北海道から沖縄までの学校があり本当に大きな大会に参加していることを実感しました。ポスターセッションでは自分たちで作製したパネルを用いて築館高校のボランティア部の活動紹介を行ってきました。たくさんの方に囲まれ、マイクのない状態で言葉を伝えることの難しさを知りました。同時に、真剣に話しを聞いていただきやりがいを感じました。

                                         (2年 伊東 沙葵)

□築高のボランティア部について堂々と全国の皆さんの前で発表できました。また、司会という大役だったり、他県からのデータの確認だっったりと幅広い仕事が割り振られていて、運営の裏方という貴重な仕事に携わり、自分の役割を実感できました。一生に一度の貴重な経験です。

                                         (2年 千田 美月)

□昨年のプレ大会とは違い、全国から多くの方が集まるので準備や対応が大変でした。しかし、いろいろな地域の方と交流できたのが楽しかったです。全国のボランティアの活動を知ることができたのも、とても勉強になりました。また、県内の高校生と協力して最初から最後まで無事に終えられて本当に良かったです。

                                         (2年 遊佐有理紗)

□当日、予想していなかったことが次々に起こりました。ポスターセッションのベルが聞こえず時差が出て予想通りに進行できなかったり、来客の方の荷物が大きくて混雑したり。そんな時、他校の実行委員の仲間たちがベルの代わりに合図を出してくれたり、混雑する場所を誘導してくれたりと臨機応変に動いてくれました。それは、実行委員が心をひとつにして全国から集まった皆さんが気持ち良く発表できるよう、心を砕いてくれたからです。ポスターセッションは成功。発表した皆さんも満足の笑顔。多くの皆さんと達成感を共有できたことはとても貴重な体験でした。

                                         (3年 髙橋 菜音)