from 校長室

ビっくりはら 住みたい田舎ベストランキング全国1位 「宮城県栗原市」

 宝島社発行の月刊誌「田舎暮らしの本」2月号に掲載された「第12回住みたい田舎ベストランキング」で栗原市が人口5万人以上10万人未満の市を対象にした全国総合部門で初の第1位に輝きました。
 移住定住促進に積極的な全国587市町村を対象に、移住支援策、医療、就労支援、移住者数など200を超えるアンケート調査を数値化してまとめた結果、最も高い値だったとのことです。特に移住促進イベントに力を入れ多くの移住相談者を集め栗原の魅力を多角的に伝えたり、出産応援給付金や子育て応援給付金、学校給食無償化や18歳までの医療費無料化などの子育て支援、栗駒山や伊豆沼、壮大な穀倉地帯である自然環境が高い評価を受けました。人口減少が進んでいる栗原市の官民あげてのさまざまな取り組みは多くの市民に誇りと希望を与えるとともに、さらにもっとよい街にしていこうという元気をもらったと思っています。
 築館高校では、5年前から第2学年が「日本一住みやすい街『くりはらプロジェクト』」と銘打ち総合的な探究の時間に栗原市の課題を取り上げて調査研究し、その解決策を考える学習を進めています。学習のスタートに栗原市長さんから基調講演をしていただき、栗原のよいところと課題について説明いただきました。その後、農業・産業・観光・自然環境・医療・福祉・子育て・地域防災の8つのジャンルに分かれ、栗原市の職員の方はじめ市内の企業等の方々に協力いただき、情報を収集し調査探究をすすめています。フィールドワークでは市内の事業所等にお邪魔し様々なヒントをいただくことができました。また、東北学院大学地域総合学部政策デザイン学科の和田正春教授には課題の設定方法や情報収集、考察の仕方などアドバイスをいただき、現実味のある内容を検討しています。3月中旬には市長さんはじめ市議会議員の方々においでいただき、発表会を行う予定です。現在その発表会に向けそれぞれのグループでまとめの作業を行っています。
 栗原市がますます住みやすく魅力ある街になるようこれからも築館高校そして築高生は頑張っていきます。今後ともご支援ご協力をお願いいたします。