第2回防災教育(DIG講習会)が実施されました
30日(木)4校時のLHRの時間に今年度2回目の防災教育が行われました。今回の防災教育の内容はDIGの講習会。DIGとはDisaster(災害)、Imagination(想像力)、Gameの省略形で参加者が地図を使って災害時の対策をゲーム形式で検討する訓練です。今年の8月に多賀城、花山2箇所を会場に全国高校生防災会議が開催されましたが、その会議に参加した2年生の人のためプロジェクト委員がこのDIGの体験講習を受け、今回、この体験を全校生徒に広めようと言うことで、まず体験した生徒が各学年の代表生徒に伝達講習を行い、その伝達講習を受けた代表生徒が各クラスでファシリテーターとなるという形で講習会が実施されました。
講習会は写真のような大きな模擬市街地図をグループごとに机上に置く形で、大地震により津波が発生するという想定で行われます。市街地にある各施設の情報が次々と提示され、その情報を参考にまず自宅からどこに避難するのが良いのかグループ毎に意見を出し合って決定します。避難のルートを書き込み始めると、ファシリテーターの生徒が例えばブロック塀が倒壊して通れないだとか、避難していない幼なじみの友達を見かけただとか予期していなかった状況をアナウンスし、そのたびにどうするかグループ毎に対処法を検討します。選ぶ対処法によっては避難のための時間がより加算されるので参加者が臨場感ある選択を求められることになります。目的の避難場所に到着したらゲームは終了。その後、各自が感想を記入し、それぞれのグループの代表が感想を発表し、体験を共有化して、今回の講習会は終了しました。
今回の講習会の経験を踏まえ、11月7日(木)午後には本校を会場に地域合同防災訓練が行われます。多数の方々の来場をお待ちしています。