令和元年度PTA研修旅行
6月28日(金)に8名の参加で今年度のPTA研修旅行が行われました。
今年度のコースは午前中には東北学院大学の土樋キャンパスの見学、午後には宇宙航空研究開発機構角田宇宙センターの見学という内容でした。
学院大の土樋キャンパスではまずホーイ記念館という新しい建物内にあるラーニング・コモンズという施設に案内され、大学に関する概要説明を受けました。このラーニング・コモンズという施設は学生達がお互いに自由にアイディアを出し合いアクティブラーニングの形で研究を深めるために専用で作られたもので、電子黒板などの設備が充実しており、話し合いしやすいように机が自由にレイアウトできたり、館内のデザインも自由な意見交換がやりやすいような斬新な工夫がこらされていて、最先端の学生の学びの姿には驚きの連続でした。
つづいて図書館、博物館を見学した後、最後に歴史ある本館、礼拝堂の見学をさせて頂きました。いずれの施設も1930年代前半までに建設されたもので、国の登録有形文化財になっています。特に礼拝堂は、この大学のキリスト教の布教と英語教育という建学の目的を代表する一施設で、荘厳な雰囲気を肌で感じさせられ、最後にはパイプオルガンの演奏まで特別に聴かせて頂くなど滅多にない経験をすることができました。
角田宇宙センターでは、この施設での最先端の宇宙技術の研究・開発の様子について非常に丁寧な説明をして頂きました。このセンターには、宇宙空間で使用する第2段目のロケットエンジンの燃焼試験ができる施設が備わっており、これまでの日本製の歴代ロケットのエンジンの開発や将来、国際宇宙ステーションに荷物を運搬するために繰り返し使用できる有人宇宙船スペースプレーンの開発などを行っているそうです。施設の床のほぼ中央には40万分の1の日本地図の写真が描かれており、気分はほぼ宇宙飛行士で説明を聞くことができます。またテフロンはエンジンに必要な潤滑材の開発から生まれてきただとか、ISSは肉眼で確認できるなどの豆知識も教えて頂き、大変勉強になりました。
参加者がやや少なかったのが少し残念でした。来年度も工夫した研修旅行を企画したいと考えておりますので、多くの保護者の皆様の参加をお願いします。