日々の築高

命の大切さを考える日

平成26年11月28日、当時本校在学中の生徒がバイク運転中の事故により亡くなるという痛ましい出来事がありました。その翌年から本校では11月28日を「命の大切さを考える日」と定め、交通死亡事故遺族や犯罪被害者遺族の方などを講師に招き、生きることの喜びや大切さを学ぶ機会として講演会を実施してきました。10年目を迎えた今年度は、宮城県警察本部 犯罪被害者支援室で開催している「命の大切を学ぶ教室」に講師を依頼し、交通死亡事故遺族の方の声を直接聞かせていだきました。

 

≪講話を聴いた生徒の感想≫

【3年生】「事件当時の事を聞いて、命というのは本当に簡単に無くなってしまうものたんだなと思いびっくりしたし、考えさせられました。ただルールを守って生活しているだけでもこのようなことになり得るなんて許せないし、悲しいと思いました。自分の家族や好きな人、大切に思っている人が、もし亡くなってしまったら、講師の方のように自分は立ち直れるのだろうかと思いました。後悔しないために日頃から大切な人に感謝の気持ちや伝えるべき言葉を伝えていきたいと思いました。本日は本当にありがとうございました。」

【2年生】「私は中学生の時にもこの講演を聞いたことがありました。その時とはまた違った、命というものに対する考え方や見方に今日出会いました。あの時よりも命の大切さ、尊さというものをより理解できたように感じています。明日必ず朝を迎えられることや、生きていられるという保証は誰にも絶対ではない、そう感じましたし、その思いが本日の公演を通してひしひしと伝わりました。生きたくても生きることができないまま人生の幕を閉じてしまった方も居るということ、生きていることがどれほど当たり前ではなく幸せなことなのか改めて感じました。今を一生懸命に生きていきたい、そう思いました。本当にありがとうございました。」